日本ではストレートやレモン、ミルクなど様々な飲み方が楽しまれていますが、実は本場イギリスではほとんどの人がミルクティーを楽しんでいることをご存知でしょうか?
丁寧に淹れたミルクティーは、まるで別次元の香りを持っています。ミルクのクリーミーさと紅茶の豊かな香りが絶妙に調和し、感動的なおいしさを生み出します。
今回は、特別な香りと味わいを持つ温かいミルクティーの入れ方をご紹介します。
「ティーバッグにお湯を注ぐ」だけでは味わえない、手間をかける価値がある一杯です。ぜひ、そのおいしさを体験してみてください。
基本の紅茶の入れ方をマスターしよう
まずは、基本の紅茶の入れ方を押さえましょう。1人分の基本は「茶葉3g、お湯150cc、蒸らし3分」です。この基本を理解した上で、茶葉の量や蒸らし時間を調整し、自分好みのミルクティーを作ることが大切です。
- 初めての茶葉や高級茶葉の場合:まずはストレートで香りと味を確認し、その後にミルクを加えましょう。
- 普段飲んでいる茶葉の場合:カップにあらかじめミルクを入れてから紅茶を注ぐと良いでしょう。
最初にストレートで楽しむことで、どのくらいミルクを加えれば良いかの感覚もつかみやすくなります。
ミルクを入れるタイミングも重要なポイント
ミルクを入れるタイミングは本場イギリスでも関心度の高い話題です。「ミルクインファースト(MIF)」と「ミルクインアフター(MIA)」の2派閥で長年論争を続けてきたほど。実際に飲み比べてみると、ミルクに紅茶を注ぐMIFの方が全体的に調和が取れた味わいに感じられます。
美味しいミルクティー(ホット)の作り方
ここからは、ミルクティーの具体的な入れ方を紹介します。ストレートよりも濃く入れるため、茶葉の量は3~5g、蒸らし時間は3~5分に調整しましょう。
材料(1人分)
- 茶葉:3~5g
- お湯:150cc
- ミルク:25~30cc
手順
- ポットとカップを湯で温める。
- 温めた湯を捨て、茶葉をポットに入れる。
- 沸騰したお湯を注ぎ、3~5分蒸らす。
- 注ぐ前にポット内を軽くかき混ぜる。
- カップに注いであった湯を捨て、紅茶を注ぐ。ミルク先入れの場合は、ミルクを注いだカップに紅茶を注ぎます。
- ミルク後入れの場合は、ストレートで紅茶を楽しんだ後、好みに応じてミルクを加えます。
この方法で作ったミルクティーを飲むと、まずミルクのクリーミーさが感じられ、その後に紅茶の香りやほのかな渋みが広がります。ミルクと紅茶が互いに引き立て合う絶妙なバランスが楽しめます。
ミルクティーに合う茶葉、牛乳
ミルクティーには比較的安価な茶葉やティーバッグでも楽しめますが、ミルクに負けないコクのあるものがおすすめです。以下の茶葉を試してみてください。
1. ケニアのCTC:深い味わいでミルクティーに最適。
2. アッサム:インド最大の紅茶産地で、ミルクティーにぴったり。
3. スリランカ産ウバ:独特の爽やかさがあり、夏におすすめ。
牛乳は低脂肪乳ではなく、普通の牛乳を選びましょう。乳脂肪分が高めのものを選べば、さらにまろやかでリッチな味わいが楽しめます。
まとめ
紅茶は本当に奥深い飲み物です。家庭でのティータイムがもっと楽しくなること間違いなし!ぜひ、いろいろな茶葉や入れ方を試しながら、自分だけの特別なミルクティーを楽しんでみてください。